千歳飴の由来
七五三といえば「千歳飴」ですね。「千歳(ちとせ)」という言葉には「千年」という意味があり、千歳飴のように細く、長く、粘り強く成長してほしいという親の気持ちが込められ、七五三のお祝いの縁起物となったと言われています。
七五三のお祝いの縁起物、千歳飴誕生の説とは?

そんな千歳飴の誕生にはいくつかの説があります。主にあげられるのは以下の二つです。
●浅草の七兵衛を発祥とする説
江戸時代、浅草で飴売りをしていた七兵衛(しちびょうえ)が、紅白の飴を「千年飴」として売り出したのがその始まりだとされています。この「千年飴」という名前は、長寿を連想させる「千年」という言葉の響きから、縁起物として親しまれるようになったと言われています。
浅草の地は、昔から多くの人々が集う場所であり、七兵衛が売り出した千年飴は、やがて浅草の名物として広まっていきました。紅白の飴は、見た目の華やかさからも縁起の良いものとされ、祝い事や贈り物に最適とされてきました。現在でも、浅草を訪れる観光客にとって、千年飴はその歴史とともに人気の高い土産品となっています。
●大阪の平野甚左衛門を発祥とする説
大阪の平野甚左衛門が、飴の販路拡大のために江戸に出て浅草の境内で飴を売り始めたのが始まりという説です。この時は千歳飴は「せんざいあめ」と読まれていたそうで、その飴を食べれば千歳まで生きられるものとして人気を集めたと言われてます。
いずれにしても共通していえることは「長寿を願う気持ち」ということですね。そんな長寿の飴として有名になったこの飴はのちに「千歳飴(ちとせあめ)」と呼ばれるようになり、「長い飴を食べて健康ですくすく育ち、千歳まで生きられますように」と、親から子供への思いのこもったプレゼントになったのですね。
千歳飴はどこで準備するの?
●祈祷の授与品として
千歳飴は神社やお寺で祈祷した際に授与品としてもらえることが多いです。ただし、神社やお寺によっては授与品が絵馬や破魔矢、お守りなどの場合もありますので、事前に確認しておいたほうがよいでしょう。
●気軽にスーパーやデパート、オンラインショップで購入
10~11月の七五三のシーズンになると、スーパーやデパートなどにも千歳飴が並びますので、気軽に購入できます。もちろんオンラインショップでも気軽に購入できますので今の時代、とても便利ですよね。
七五三の伝統を引き継ぐ千歳飴と祝いの文化
まとめ 七五三は千歳飴と一緒に撮影はいかが?

千歳飴は七五三には欠かせない縁起物です。お菓子として楽しむ、あるいは内祝いとして贈るなど、さまざまな活用方法があります。
また、千歳飴の袋は、縁起の良い「鶴と亀」、ほかにも松竹梅などを華やかに描いているものがほとんどです。最近は子供が喜びそうな可愛いキャラクターが描かれているものもあります。七五三の雰囲気を出せる便利な撮影アイテムとして千歳飴を持っての写真撮影もおすすめです。
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